さんふらわあの夜空

さんふらわあの夜空

海の上から見る星空は、普段陸から見ている星空と違って、街の明かりや山に邪魔されることがないのでとっても綺麗です。頭の上から水平線まで、360°どの方角も見渡すことができます。陸からでは広い砂漠や草原、高山の上からしか見られない、特別な星空を、さんふらわあからどうぞお楽しみください。流星群や天の川を見た記憶は、忘れられない想い出になります。

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星空教室 講師紹介

  • 田島 由起子
    自然教育事務所 宙 代表。大学で宇宙や地球について学び、高校講師を経て…

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  • つちたに のりお
    ある時はコンピューターエンジニア、ある時はスキューバダイビングのイン…

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  • 船田 智史
    大学時代には天文同好会に所属。1987年9月の沖縄金環日食を観て以来、皆既…

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  • 藤原 正人
    小学生のころより星空に興味を持ち、惑星、流れ星、彗星、星雲、星団その他…

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  • 坂元 誠
    星空と宇宙の楽しさを人に伝えることを仕事にして20年、多くの人々を星…

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2018年1月の夜空

東の空

東の空
この星空が見える時間
1月初旬20時半頃
1月中旬19時半頃
1月下旬18時半頃

1月の東の空では、冷たい空気の中で明るい星がいくつもキラキラと瞬いています。その中でも、やはり最初に目につくのはつづみ星、オリオン座でしょう。赤い平家星と白い源氏星を含む四角形と、その中でサイコロの目のように並ぶ三つ星は、均整のとれたとても美しい形をしています。日本では鼓(つづみ)に、西洋ではウエストの引き締まった狩人オリオンの姿に、アイヌは飛び跳ねる鹿にと、世界中の人々が昔から様々なものに見立てて、いろいろな名前をつけてきました。これだけ存在感があると、それもよく分かる気がします。つづみ星から視野を広げて明るい1等星をたどっていくと、近代になって名付けられた“冬の大三角”や“冬のダイヤモンド”といった、三角形や六角形も見つけられます。これらの星の中で最後に昇ってくる大星は、夜空で輝く恒星(太陽のように自ら輝く星)の中で最も明るい星です。平家星や源氏星と比べても、ひときわ明るく見えます。でも実は、大星に比べて平家星や源氏星は100倍近くも遠くにある星で、もし大星が100倍遠くにあるとしたら、私たちの目には見えない、望遠鏡でやっと見えるような暗い星になります。逆に考えると、平家星や源氏星は本当はもっと大きく、もっと明るい星なのです。では我々の太陽はというと、実は大星の方が20倍も明くなります。源氏星や平家星ならば、太陽の千倍も2千倍も明るいのです。太陽は強い輝きで地球に昼の青空をつくりだし、他の星々の光もかき消します。そして地球には欠かせないエネルギー源ですが、どうやら宇宙では大した星ではないようです。私たちの感覚を狂わせるほどの夜空の奥行き。宇宙はとてつもなく広いということを感じます。

北西の空

北西の空
この星空が見える時間
1月初旬20時半頃
1月中旬19時半頃
1月下旬18時半頃

北西の低い空では、夏の大三角を形づくる1等星・あとたなばた(デネブ)が、名残りの輝きを見せています。すぐに沈んでしまいますが、日没直後のしばらくはその輝きを楽しめるでしょう。西寄りの高い空に目を移すと、枡のように四角いますがた星と、枡に盛った米を掻き落とす棒(とかき棒)のような星の並びが見つかります。そして北寄りの空にM字形のやまがた星が見つかれば、そこから、夜空でただひとつ動かず真北を教えてくれる星、北極星を見つけることができます。月明かりのない夜ならば、やまがた星をたよりにアンドロメダ銀河も見つけられるかもしれません。銀河というのは星が何千億個も集まっている集団で、地球や太陽は、夜空に見える星々や天の川の星々と一緒に、ひとつの銀河をつくっています。アンドロメダ銀河は、私たちの銀河とは別の、隣の銀河です。隣と言っても250万光年の彼方にあるので、アンドロメダ銀河は淡くボヤッとしか見えません。目の端で、流し目で見るのが観察のコツです。見つけるのは難しいですが、250万光年彼方から来た光を自分の目で捉えることができたら、ちょっとすごいことだと思いませんか? それは250万年前の姿を、今、見ることになるのですから。アンドロメダ銀河が難しければ、冬のダイヤモンドの外側に見える、400光年先で輝く星団・すばるを同じ方法で見てみましょう。こちらはきっと見えます。

明け方の空に惑星を探そう!

1月の明け方は、南東の空、水平線から30°を超えたくらいの高さに、木星が明るく輝きます。すぐそばには、少し暗く、でもとても赤く輝く火星も見えます。木星と火星は日に日に近づき、すれ違っていきます。もちろん、奥行きがあるので見かけの話ですが、7日には滅多にないほど近づいて見えます。そして水平線のすぐ上、10°くらいの高さには、上旬は水星が、下旬からは土星が見えます。低い空の観察は、広い空の広がる船上ならではの楽しみです。特に水星は陸上ではなかなか見られないので、ぜひこの船上でお楽しみ下さい。

デッキで星を見られるお客様へのお願い 星を見るには外に出ることになります。以下の注意事項をお守りいただき、星空を楽しんでいただきますようお願い申し上げます。

  • 暗い中屋外で行動することになりますので、事故などには十分注意してください。特にお子様は、保護者の方と一緒に行動するようにしましょう。
  • 明るい船内からデッキに出てすぐは、目が暗さに慣れていません。何分かデッキにいて目を慣らしてから、やっと星空や流星などの暗いものが見えるようになります。屋外に出て流星が見えないからといってすぐにあきらめてしまわずに、目が慣れるまでしばらく(15分ぐらい)待つことも必要です。
  • 船は時速40キロ以上で走っています。意外に風が強く、船首で発生した海水のしぶきがかかることもありますので、風下での観測をお勧めいたします。
  • 外部デッキの暴露部は波しぶきがかかったり、潮風で濡れていることが多く、大変滑りやすくなっていますのでスリッパやサンダル等すべり易い履物は着用しないで下さい。また、デッキは海面上20m以上あること、万が一夜間航海中に海中転落されますと発見が困難であることから、手すりに寄りかからないようお願い申し上げます。

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