さんふらわあの夜空

さんふらわあの夜空

海の上から見る星空は、普段陸から見ている星空と違って、街の明かりや山に邪魔されることがないのでとっても綺麗です。頭の上から水平線まで、360度どの方角も見渡すことができます。陸からでは広い砂漠や草原、高山の上からしか見られない、特別な星空を、さんふらわあからどうぞお楽しみください。流星群や天の川を見た記憶は、忘れられない想い出になります。

※当イベントは開催日限定イベントです。イベント日程はこちらでご確認ください。

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星空教室 講師紹介

  • 田島 由起子
    自然教育事務所 宙 代表。大学で宇宙や地球について学び、高校講師を経て…

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  • つちたに のりお
    ある時はコンピューターエンジニア、ある時はスキューバダイビングのイン…

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  • 船田 智史
    大学時代には天文同好会に所属。1987年9月の沖縄金環日食を観て以来、皆既…

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  • 藤原 正人
    小学生のころより星空に興味を持ち、惑星、流れ星、彗星、星雲、星団その他…

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  • 坂元 誠
    星空と宇宙の楽しさを人に伝えることを仕事にして20年、多くの人々を星…

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2018年2月の夜空

南の空

南の空
この星空が見える時間
2月初旬21時半頃
2月中旬20時半頃
2月下旬19時半頃

2月は、頭上から南の方角の空が明るい星々で賑わう季節です。1年で最も寒い時期なので、野外でじっくり星を観るのは躊躇してしまいますが、でも実は最も星々の美しさを味わえる季節なのです。星が美しく見える理由のひとつに、キラキラと瞬くところがありますが、星はなぜ瞬くのでしょうか? それは、地球に大気があるからなのです。地上に、地球の大気の底に暮らす私たちの目には、星の光は必ず大気の層を通って届きます。そして高気圧や低気圧とよばれるところがあるように、大気は一様ではなく、ムラがあります。その圧力や密度のムラが風を起こし、大気は常に動いていて、そんな揺らぐ大気の中を光はまっすぐ進むことができず、星の光はゆらゆら揺れながら私たちの目に届くのです。太陽や月、そして惑星ように、大きく見える星からの光の揺らぎは気づけませんが、望遠鏡で拡大しても点にしか見えない小さな星々からの光は、少しでも揺らぐと私たちの目にとまり、その連続が光のきらめきとして映るのです。地球の大気を飛び出した宇宙船からは、星の瞬きが見えないそうです。キラキラとした星の美しさが味わえるのは、私たちが生きるのに欠かせないこの地球の大気のおかげだったのです。2月は空気がとても乾燥する、つまり光の邪魔をする水蒸気が少ない、そして強い風で大気が激しく揺らいでいる季節です。デッキの上はとても寒いですが、ちょっとだけ空を見上げて、夜空の中で最も賑やかな星空が、1年中で最もきらめく姿を味わってみてください。そしてもし余裕があれば、南の低い空、水平線から満月1個分くらいの高さに星が見えないか探してみましょう。この時期、数時間だけ南の水平線から姿を見せる、老人星(カノープス)という星が見えるかもしれません。古来東洋では、滅多に見えないこの星が見えたら縁起がよいとされ、平安時代にはこの星が見えたと、「老人星祭」が執り行われたという記録もあります。山並みや町並みで低い空が見にくい陸地とは違い、南の水平線まで見渡せる船上は絶好の観察スポットです。ぜひ探してみましょう。

北の空

北の空
この星空が見える時間
2月初旬21時半頃
2月中旬20時半頃
2月下旬19時半頃

夜空の星々は動かないようでいて、一晩中ながめていると動いていきます。毎日同じ時間に同じ空を見上げていると、これもまた変わらないようでいて、季節が変わるとずいぶんと星空が違っていることに気づきます。そんな中でただひとつ、ほとんど動かない星が、北の空の北極星で、古くから夜の航海ではこの星が方角の指針として重宝されてきました。北辰や妙見という名前は北極と同じ意味で、十二支で表すと北が子(ね)となることから、北極星は北辰や妙見、子の星ともよばれていました。やまがた星(カシオペヤ座)や北斗七星より北極星寄りの星々は、ひと晩見ていても、季節が変わっても水平線の下に沈むことのない星で、周極星とよばれます。地上の世界と対応するように、夜空の星にも貴賤があるとしていた古代中国では、沈まない周極星は高貴な星とし、その中心で輝く北極星は、地上の皇帝に対応する天帝の星と見ていました。古代エジプトでも沈まないことが不死であることと繋がり、北極星や周極星は特別な星とされていました。日本でも北極星は北辰様や妙見様とよばれ、信仰の対象にもなってきました。いつごろからか、北極星が北斗七星に置き換わっているところもありますが、現在でも祀っている寺社が全国にあります。北極星は、夜空でいきなり見つけるのが難しい星ですが、やまがた星や北斗七星から簡単に探し出せます。やまがた星や北斗七星は時間とともに動きますが、どの季節でもどちらか一方が見やすい高さにあるので頼りになります。多くの人々にとって特別であり続ける北の星々を、空の広い船上で見つけて眺めてみるのはいかがでしょうか。

明けの空に並ぶふたつのアレス

2月の明けの空では、木星が明るく輝いています。1月下旬から見えはじめた土星も、高度が上がって見えやすくなります。そして1月は木星に超接近した火星が、2月はさそり座の1等星アンタレスとすれ違い、徐々に土星に近づいていきます。火星の赤い輝きは血や戦いをイメージさせることから、ギリシャでは軍神アレスとされました。火星と約2年に1回接近するアンタレスは、その色輝きがよく似ていることから、アンチ・アレス(火星に対抗するもの)という名前が付けられたと言われます。夜空で赤く輝くふたつのアレス、ぜひご覧ください。

デッキで星を見られるお客様へのお願い 星を見るには外に出ることになります。以下の注意事項をお守りいただき、星空を楽しんでいただきますようお願い申し上げます。

  • 暗い中屋外で行動することになりますので、事故などには十分注意してください。特にお子様は、保護者の方と一緒に行動するようにしましょう。
  • 明るい船内からデッキに出てすぐは、目が暗さに慣れていません。何分かデッキにいて目を慣らしてから、やっと星空や流星などの暗いものが見えるようになります。屋外に出て流星が見えないからといってすぐにあきらめてしまわずに、目が慣れるまでしばらく(15分ぐらい)待つことも必要です。
  • 船は時速40キロ以上で走っています。意外に風が強く、船首で発生した海水のしぶきがかかることもありますので、風下での観測をお勧めいたします。
  • 外部デッキの暴露部は波しぶきがかかったり、潮風で濡れていることが多く、大変滑りやすくなっていますのでスリッパやサンダル等すべり易い履物は着用しないで下さい。また、デッキは海面上20m以上あること、万が一夜間航海中に海中転落されますと発見が困難であることから、手すりに寄りかからないようお願い申し上げます。

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