新造船ニュース- News -

コンセプト- Concept -

復活ときずな(KIZUNA)

かつて、「くれない」「むらさき
の名を冠した船が
瀬戸内海で活躍していたことを
ご存知でしょうか。

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1912年、大阪商船(現:商船三井)が、
大阪/別府航路の開設とともに投入したのが初代「紅丸」でした。

国内の長距離移動を可能にし、「温泉都市・別府」の誕生を支えた
この船の名はその後も受け継がれます。

つづいて1921年、和辻春樹博士が設計した
新造船「紫丸」がデビュー。

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20世紀初頭まで、船舶は「石炭」を燃料としていましたが、
1924年に就航した2代目「紅丸」は、「ディーゼルエンジン」を搭載。

当時の最新技術をいち早く採用し、
その後現代まで続くディーゼル船の先駆けとなりました。

1960年の3代目「くれない丸」は豪華な内装を備えた客船で、
瀬戸内海の女王」と称されました。

また、その姉妹船「むらさき丸」も多くの人に親しまれました。

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当時の最新技術を搭載し、
人々の観光の夢を叶えた客船である
「くれない丸」「むらさき丸」。

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国内初の「LNGフェリー」であり、
お客様に新たな「カジュアルクルーズ」体験を
提供するさんふらわあの新造船が、
伝統あるこの名を受け継ぐことになりました。

大阪/別府航路が
就航110年を迎える今、
「くれない」「むらさき」が
瀬戸内海に復活します。

新くれない・むらさきでは
世代を超えて家族が集い、船旅を楽しむ。
そんな家族のつながり=きずな(KIZUNA)
再認識する場を提供します。

▼3世代の"きずな"(KIZUNA)を深める
コネクティングルーム(イメージ)
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長距離フェリー初となる
「コネクティングルーム」が登場。
和室(左側)と洋室(右側)をコネクトすることで、
3世代でご乗船のお客様に
大変便利な空間をご提供します。

特徴- Features -

1.日本初のLNG燃料フェリー

LNG(液化天然ガス)を燃料とすることで、硫黄酸化物(SOx)をほぼ排出せず、
窒素酸化物(NOx)と二酸化炭素(CO2)の排出を大幅に削減。

2.一人あたりの面積が拡大

定員一人当たりの面積(1人あたりの内装面積)が6.9 m2から10.9 m2へと拡大。
ゆったりとした空間をご提供します。展望大浴場の面積は現行船の2倍、レストランの席数は1.5倍に。

3.静粛性を向上

瀬戸内海を夜間に航行する船舶では最大の大型船(船長199.9 m)であるくれない・むらさき。
最先端の技術やこだわりの設計により静粛性が向上しこれまで以上に快適な旅をお届けします。

4.長距離フェリー初となるコネクティングルームを設置

和室と洋室をコネクトすることで、3世代でご乗船のお客様に大変便利な空間をご提供します。

5.客船「にっぽん丸」デザイナーを起用

2018年就航船「さんふらわあ さつま・きりしま」の内装デザインや、
客船「にっぽん丸」改装時の内装デザインを手がけた渡辺友之氏(有限会社フラックス・デザイン代表)を起用
カジュアルクルーズの空間を創造します。

建造レポート- Report -

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