商船三井さんふらわあ 関西↔九州航路

運航状況

株式会社フェリーさんふらわあは、商船三井フェリー株式会社(首都圏~北海道航路)と合併し、2023年10月1日より、株式会社商船三井さんふらわあとして発足いたしました。

モニター当選者様 乗船レポート(2019年2月 鹿児島県 H様)

乗船体験レポート 2019年2月 鹿児島県 H様

行程
2月1日(金)  
  18:00頃  志布志港 出発(フェリーさんふらわあ新造船「さんふらわあ さつま」)
2月2日(土)  
  08:00前  大阪港 到着
  08:35  トレードセンター前駅発 ニュートラムに乗車
  08:38
  ~08:45 
コスモスクエア駅 大阪地下鉄中央線に乗車
  08:59
  ~09:10 
本町駅 大阪地下鉄御堂筋線に乗車
  09:12
  ~09:30 
淀屋橋駅 京阪電車(快速特急 洛楽)に乗車
  10:17  三条駅到着 京都市営地下鉄京阪三条駅へ移動
  10:39  三条京阪駅 京都市営地下鉄東西線~京阪京津線に乗車
  10:49  四宮駅到着
  11:10
  ~13:20 
四宮駅~徳林庵~十禅寺~琵琶湖疏水~山科駅を散策
  13:57  山科駅 京都市営地下鉄東西線に乗車
  14:06  三条京阪駅到着 京阪電車三条駅に移動
  14:22  三条駅 京阪電車(特急)に乗車
  15:13
  ~15:21 
淀屋橋駅 大阪地下鉄御堂筋線に乗車
15:29
  ~15:33 
大国町駅 大阪地下鉄四ツ橋線に乗車
  15:45
  ~15:59 
住之江公園駅 ニュートラムに乗車
  16:15  トレードセンター前駅到着 さんふらわあターミナルに移動
  18:00頃 大阪港 出発(フェリーさんふらわあ新造船「さんふらわあ さつま」)
2月3日(日)  
  09:00頃  志布志港 到着

新造船「さんふらわあさつま・きりしま」の感想

さんふらわあ志布志~大阪航路の利用は今回で4回目。昨年からの新造船への乗船は今回が初めてで、久しぶりにのんびりとした船旅を楽しもうと、期待に胸をときめかせていた。
陸上での乗船手続きの際、カードキーが渡され、乗船して直ぐに部屋に直行できる仕組みを構築している。おかげで、乗船してから部屋へ入るまでの時間を短縮することができ、お客様への配慮がなされていると感じた。
志布志港で見た新造船は圧巻で、シンボルである太陽を目のあたりにする様は何とも言えないほど感動を覚えた。車なしで乗船したのは今回が初めてであったので、旧船とは比較できないが、船の乗降口までのスロープは比較的緩やかであった。ただ、少々幅が狭いような気がした。船に入ると、エスカレーターとバリアフリー対応のエレベーターが設置され、スムーズな移動が可能であった。今回はエレベーターを利用した。
利用したのはスーペリアだったので7階へ直行。エレベーターを降りるとエントランスが広がっており、ホテルのような感覚であった。そこから、指定された部屋へ移動。部屋の場所はエレベーター前に設置のデジタルサイネージを利用して確認が可能。カードキーをタッチすれば、画面に表示されるので、迷うことなく行くことができ、良いサービスであると感じた。
カードキーを利用して、鍵を開け、早速部屋に入ってみるとまるでホテルのような感覚。空調も各部屋で調整が可能で、普段から低めに設定をする暑すぎるのが苦手な私には好都合であった。装備品ものんびりとした一夜を過ごすには十分すぎるものである。デジタルコンテンツも多彩であり、それぞれの人が部屋で過ごすことを飽きさせない。ゆったりとした時間を有効に使うためのこれらのツールを駆使するのはこの船ならではで、新造船に対する意気込みを感じ取ることができた。
船内ではいろいろなイベント(プロジェクションマッピング・ライブ等)が開催される。また、のんびりと座って、外の景色を楽しむことができるスペースが多々ある。おかげで、部屋以外で寛ぐ時間も確保でき、長時間の船旅には有意義であると感じた。
寝心地良いベッドで十分な睡眠を確保し、やがて、目的地に到着。下船準備完了までエレベーター前の椅子に座って、外の様子を眺めながら待機。下船開始のアナウンスの後、エレベーターを使って、7階から乗船口まで直行。スロープを使って、陸地に着地した。
いい息抜き・ストレス解消になった船旅となった。本当にありがとうございます。

本来であれば展望浴場・レストランも利用したかったが、数日前に足を骨折してしまい、松葉づえ利用での乗船であったため、今回は利用しなかった。また、機会があれば再度乗船し、それらも設備も堪能してみたい。ただ、本来であれば経験できないバリアフリーに対することを実感できたのはありがたかった。新造船は優しい船であると感じた。気を遣って下さる方も多々おられました。本当にありがとうございました。


旅行の感想

今回は、目的地を京都市山科の琵琶湖疏水と定め、その付近を散策するプランとした。大阪到着後、ニュートラム~地下鉄中央線~地下鉄御堂筋線を乗り継ぎ、京阪電車淀屋橋駅まで移動した。
京阪電車では、「快速特急 洛楽(らくらく)」で京都の三条駅まで乗車。この電車はいろんな面が快適。大阪京橋~京都七条間ノンストップで、座席は全て前向き。しかも料金不要。1時間弱の電車旅だが、普段大隅半島に住んでいる私にはとても新鮮で、船とは違った流れる車窓(街、田畑、川等)は癒しを感じさせてくれた。
三条駅到着後、地下鉄東西線~京阪京津線を使用し、四宮駅まで移動。ここから、琵琶湖疏水を目指した散策を開始する。先ずは、四宮駅からほど近い徳林庵へ。旧街道に沿った街並みを歩き、六角堂の前に到着。京都らしい古い建物が出迎えてくれる。時代を感じさせる。江戸時代の作。名前の通り、六角形の形をしている。山科廻地蔵が安置されている。
次に足を運んだのは、徳林庵の脇の道を入ったところにある十禅寺。こちらも江戸時代からの建物。拝見した甲斐があったと感じた。
今来た道を戻り、再度旧街道に出て、琵琶湖疏水を目指す。先ずは、諸羽神社まで行き、続いて、神社の手前の細い上り坂の路地を右方向に進み、階段を上ると広場があった。ここでは大勢の人が楽しんでいた。凧揚げをしている親子の姿もあった。歩き疲れていたので、この公園でしばらくの間、小休止。気温も高かったので、じっとしていても寒くなかった。周りの木々や山々に癒されながら、心地よく、のんびりとした時間を過ごすことができた。
一休みしたのち、再び散策を開始。やがて、琵琶湖疏水に到着。ここ最近の日照り続きの影響か、流れている水の量はかなり少なめだったが、京都の水道の一役を担っていると思うと感慨深いものがあった。春には桜咲き、秋は紅葉で色づく場所なので、水をたたえる姿や別の季節の風景も見てみたいと感じた。ここまでで歩き疲れてしまい、山科駅に近い場所だったので、ここから山科駅を目指すことにした。
しばらく、山科駅近辺で時間を過ごし、船の出航時刻にあわせて、山科駅を後にした。帰りも淀屋橋駅までは地下鉄東西線~京阪電車、淀屋橋駅からは乗り換えの容易性を考慮して、一旦、住之江公園駅を経由することにした。おかげで、無人自動運転のニュートラムに全線乗車することができた。開通当初はいろいろトラブルがあったニュートラムだが、最新車両が堂々とした姿で走っている。技術の進歩を改めて実感することができた。いつまでも元気に走り抜けてほしいと思う。やがで、トレードセンター前駅に到着。今回の電車旅は終了となった。
一連の旅が私にとって、良いリフレッシュ・ストレス解消になったことは間違いない。

最後になるが、松葉づえでの歩行はかなり疲れることを初めて体験し、行動できる範囲での散策とした。乗換駅での移動は高低差に関しては解消されているものの、エレベーターの設置個所が後片付けであるため、横の移動が多すぎ、車椅子以外の方では利用しにくい設備であるのを実感できたのは良い経験だった。このような機会を与えて頂けたことに本当に感謝している。


モニター当選者様 乗船レポート 一覧ページへ戻る

PAGE TOP