商船三井さんふらわあ 関西↔九州航路

運航状況

星空教室 2026年9月

さんふらわあの夜空

海の上で見る星空は、周りのビルや家々、近くの山々に邪魔されることがないのでとても広く、頭の上から水平線まで、そしてほぼ360°どの方角も見渡すことができます。陸上では広い砂漠や草原、高い山の上でしか見られないそんな星空を、さんふらわあの船上で、どうぞお楽しみ下さい。

※当イベントは開催日限定イベントです。イベント日程はこちらでご確認ください。

2026年の星空

2026年9月の夜空

南東の空

テキストテキストテキスト
この星空が見える時間
9月初旬21時頃
9月中旬20時頃
9月下旬19時頃

9月になると、空が暗くなるとともに夏の大三角が頭上で輝きはじめます。どれも1等星の明るい星で、西寄りの最も明るい星がおりひめ星/織女星、南寄りの低めの空で輝く星がひこ星/牽牛星です。牽牛とは牛を引く者、つまり牛飼いという意味になりますが、よく見ると牽牛星は暗いふたつの星にはさまれていて、この暗い星を牛と見立てていたのでしょう。牽牛という中国の名が平安時代に日本に伝わったとき、日本ではひこ星と言い換えられましたが、なぜか牛飼いならぬ「いぬかい星」という言い換えもあったようです。牛より犬を引く人の姿の方が身近だったのでしょうか。天の川は、まさしくその中で輝くあまのがわ星から、南西低空の魚つり星(さそり座)へと流れています。9月入って徐々に夏の湿り気がなくなってくると、空気が澄んで天の川が見えやすくなってきます。月明かりのない夜は、ぜひ見上げてみてください。低い空で魚つり星全体が見えなくても、赤い1等星の赤星(アンタレス)だけはよく輝いて目印になるでしょう。上の図の時間帯、南東の低い空には秋の1等星・みなみのひとつ星が、そして東の低い空には土星も見えはじめます。真東から昇る土星は、深夜には南の高い空まで昇ります。星は、水平線から昇り始める方位によって、最も昇るときの高さが違うのです。土星よりさらに北寄りで昇り始める秋の四辺形は、深夜になると頭上にぼっかりと浮かびます。

北の空

テキストテキストテキスト
この星空が見える時間
9月初旬21時頃
9月中旬20時頃
9月下旬19時頃

北極星(ポラリス)は真北の空でほとんど動かず、一晩中、そして一年中見られる星です。北極星がこのように常に真北で輝いているのは、地球の自転軸(地軸)の延長線上、つまり「天の北極」にあるからです。ただ、地軸は宇宙空間に対して常に動かないわけではなく、コマの軸のように首振り運動(歳差運動)をしているため、地軸の先で輝く星は2万6千年ほどのサイクルでゆっくり変化します。コンピュータで計算すると、あまのがわ星(デネブ)やおりひめ星(ベガ)といった1等星が天の北極の近くで輝く時代もありますが、今の北極星ほど天の北極と一致するわけではなく、とても暗い星しか天の北極あたりで輝かない時代がほとんどです。人類が世界を航海しはじめた大航海時代も、北極星は天の北極から3°ほどずれていました。観測する時間が違えば、北極星は5~6°ずれて見えることがあったので、注意を要したことでしょう。5°違うとその先に見える島並、山並みがどのくらいずれるのか、ぜひスマートフォンのコンパスを使って、デッキで遠くの景色を眺めながら見てみてください。現代は様々な機器で方角を知ることができますが、私たちは有史以来、最も北極星が便利な時代に生きているのです。北極星も活かしてみてはいかがでしょう? 北極星は、北斗七星やいかり星をたよりに、簡単に見つけ出すことができます。

いよいよ見納め宵の明星・金星

春先からよく見えていた宵の明星・金星が、見納めの時期となってきました。今月は、日没後20分くらいの夕空の、水平線から10°前後の低い空に輝きはじめ、あっという間に沈んでいきます。まだ薄明るい夕空ですが、金星が最も明るくなる時期なので、西の低い空が晴れていれば、きっと見られるでしょう。10月は太陽と重なって見えなくなりますが、11月以降は明け方の東の空に、今度は明けの明星として春まで楽しめるようになります。金星の上方には春の1等星・麦星が輝きますが、こちらも日々高度を下げて、見納めとなります。

デッキで星を見られるお客様へのお願い 星を見るには外に出ることになります。以下の注意事項をお守りいただき、星空を楽しんでいただきますようお願い申し上げます。

  • 暗い中屋外で行動することになりますので、事故などには十分注意してください。特にお子様は、保護者の方と一緒に行動するようにしましょう。
  • 明るい船内からデッキに出てすぐは、目が暗さに慣れていません。何分かデッキにいて目を慣らしてから、やっと星空や流星などの暗いものが見えるようになります。屋外に出て流星が見えないからといってすぐにあきらめてしまわずに、目が慣れるまでしばらく(15分ぐらい)待つことも必要です。
  • 船は時速40キロ以上で走っています。意外に風が強く、船首で発生した海水のしぶきがかかることもありますので、風下での観測をお勧めいたします。
  • 外部デッキの暴露部は波しぶきがかかったり、潮風で濡れていることが多く、大変滑りやすくなっていますのでスリッパやサンダル等すべり易い履物は着用しないで下さい。また、デッキは海面上20m以上あること、万が一夜間航海中に海中転落されますと発見が困難であることから、手すりに寄りかからないようお願い申し上げます。

PAGE TOP