星空教室 2022年1月

さんふらわあの夜空

海の上から見る星空は、普段陸から見ている星空と違って、街の明かりや山に邪魔されることがないのでとっても綺麗です。頭の上から水平線まで、360度どの方角も見渡すことができます。陸からでは広い砂漠や草原、高山の上からしか見られない、特別な星空を、さんふらわあからどうぞお楽しみください。流星群や天の川を見た記憶は、忘れられない想い出になります。

※当イベントは開催日限定イベントです。イベント日程はこちらでご確認ください。

2022年の星空

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2022年1月の夜空

東の空

東の空
この星空が見える時間
1月初旬20時頃
1月中旬19時頃
1月下旬18時頃

年が明けると、いよいよ冬の星々が堪能できる季節となります。月初めでも20時には冬の明るい1等星がすべて水平線上に昇り、東の夜空に大きな六角形「冬のダイヤモンド」を描きます。この冬の星々は、明け方までゆっくりと大空をめぐり、一晩中夜空をにぎわします。冬のダイヤモンドに先駆けて昇っているすばるは、肉眼では6、7個の星が見えることからむつら星という名前もありますが、実際には100個以上の星が集まっている星団です。1億年ほど前に、宇宙を漂うガスが集まり、そのガスからほぼ同時に星々が生まれて星団になったものなのです。5億年ほど前に同じように星団として生まれた星々が、すばるのあと星(アルデバラン)の周辺の星々です。すばるまでは距離が約400光年に対し、このヒヤデス星団までは約150光年と近いため、広がってまばらに見えています。さらに生まれて時間が経っている分、星団内外からのさまざまな影響を受け、バラバラになりつつもあります。私たちの太陽もそうですが、宇宙でポツンとしている星たちは、実はこのような星団として生まれ、別れていったと考えられます。
つづみ星(オリオン座)のくびれの部分は三ツ星とよばれますが、三ツ星の南側には、暗い星が3個並んで見える小三ツ星とよばれるところがあります。よく見ると肉眼でも、真ん中の星は少しガスがかかってボヤッとしています。これがオリオン大星雲です。この星雲ガスの中では、いま次々と星が生まれています。1,500光年も離れていて、まだ不透明なガスに包まれているので、個々の星は肉眼ではわかりませんが、ここには既に3,500個もの星があるとみられます。ここは、星が生まれ始めてまだ100万年ほどしかたっていない、いま生まれつつある、とてもとても若い星団なのです。 冬は、にぎやかな夜空に集まる、星団に注目です。

西の空

西の空
この星空が見える時間
1月初旬20時半頃
1月中旬19時半頃
1月下旬18時半頃

西の空では日没から間もなく、木星が明るく輝きだして存在感をみせます。上旬は、18時前後に木星の下方に土星も見え、そこから北へ目を移すと、彦星、織姫星が同じ高さで等間隔に並んで輝いています。三星は毎夜そのまま一緒に沈んでいき、中旬には見納めとなります。
一方、織姫星・彦星とともに夏の大三角をつくるあまのがわ星(デネブ)は、最期まで空に残り、木星と同じ高さに並んで、一緒に沈んでいきます。この二星もう少し、来月まで見られます。
明るい星たちが低い空に集まっているので、高いところは少しさみしい空になっています。そんな空で、酒枡のようにきれいな四角形を描いて並ぶますがた星(秋の四辺形)は、少し控えめに、静かに輝いています。月のない夜ならば、水平線に向けて延びる、天馬ペガススの首と2本の前足も見えてくるでしょう。北の空では、やまがた星(カシオペヤ座)が高い空でM字形によく見えます。そこから北極星を探すのも、そう難しくはないでしょう。
あまのがわ星は、その名の通り、天の川の中で輝いています。天の川の流れは、あまのがわ星からやまがた星へと延びていて、そのまま五角星、冬の大三角へと、冬のダイヤモンドを貫くように続きます。冬は風が強く冷たいですが、空気が乾燥している分、天の川が見えやすくなっています。月のない晴れた夜は、少しだけ空を見上げてみましょう。

明け空・夕空に輝く惑星たち

冬至からまだ間もない今月は、日が早く暮れます。日没後間もない西の空には、木星が明るく輝いていますが、その下方には土星も控えめに輝いています。1月10日の前後数日は、さらに土星の下方に、滅多に見られない水星も現れます。夕空の土星は今月が見納めです。一方、日の出が遅い今月は、朝6時を過ぎてもまだ星が見られます。明け方、南東の低い空には、先月から火星が輝いています。そして下旬に入ると、先月まで宵の明星だった金星が、明けの明星として現れます。月末は、金星と火星が並ぶ姿にも注目です。

デッキで星を見られるお客様へのお願い 星を見るには外に出ることになります。以下の注意事項をお守りいただき、星空を楽しんでいただきますようお願い申し上げます。

  • 暗い中屋外で行動することになりますので、事故などには十分注意してください。特にお子様は、保護者の方と一緒に行動するようにしましょう。
  • 明るい船内からデッキに出てすぐは、目が暗さに慣れていません。何分かデッキにいて目を慣らしてから、やっと星空や流星などの暗いものが見えるようになります。屋外に出て流星が見えないからといってすぐにあきらめてしまわずに、目が慣れるまでしばらく(15分ぐらい)待つことも必要です。
  • 船は時速40キロ以上で走っています。意外に風が強く、船首で発生した海水のしぶきがかかることもありますので、風下での観測をお勧めいたします。
  • 外部デッキの暴露部は波しぶきがかかったり、潮風で濡れていることが多く、大変滑りやすくなっていますのでスリッパやサンダル等すべり易い履物は着用しないで下さい。また、デッキは海面上20m以上あること、万が一夜間航海中に海中転落されますと発見が困難であることから、手すりに寄りかからないようお願い申し上げます。

星空教室 講師紹介

  • 田島 由起子
    自然教育事務所 宙 代表。大学で宇宙や地球について学び、高校講師を経て…

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  • つちたに のりお
    ある時はコンピューターエンジニア、ある時はスキューバダイビングのイン…

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  • 船田 智史
    大学時代には天文同好会に所属。1987年9月の沖縄金環日食を観て以来、皆既…

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  • 藤原 正人
    小学生のころより星空に興味を持ち、惑星、流れ星、彗星、星雲、星団その他…

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  • 坂元 誠
    星空と宇宙の楽しさを人に伝えることを仕事にして20年、多くの人々を星…

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