
海の上で見る星空は、周りのビルや家々、近くの山々に邪魔されることがないのでとても広く、頭の上から水平線まで、そしてほぼ360°どの方角も見渡すことができます。陸上では広い砂漠や草原、高い山の上でしか見られないそんな星空を、さんふらわあの船上で、どうぞお楽しみ下さい。
※当イベントは開催日限定イベントです。イベント日程はこちらでご確認ください。
2026年4月の夜空
西の空

- この星空が見える時間
- 4月初旬
21時半頃 - 4月中旬
20時半頃 - 4月下旬
19時半頃
4月になると、冬の明るい1等星たちが、日暮れとともに西の空で輝きはじめます。ただ、源氏星(リゲル)やすばるのあと星(アルデバラン)は早くに沈んでしまうので、6個の1等星を結んでできる大きな六角形「冬のダイヤモンド」は今月が見納めです。どうぞ、宵のうちに見に行ってください。1等星よりさらに明るく輝く木星は、今月もふたご座の中でひときわ輝いています。今シーズンはこのまま冬のダイヤモンドの中で華やかに沈んでいく木星ですが、来シーズンは冬のダイヤモンドから離れてしまいます。次に木星が冬のダイヤモンドの中で輝くのは10年後なので、今月のこの華やかな星空領域をどうぞお見逃しなく。木星とふたご座だけなら、6月ごろまで見られます。また今月からは日没後の西の低い空に、宵の明星・金星が見えやすくなってきますが、今月はかなり離れて見える木星と金星が、これから日々少しづつ近づいていき、6月には見かけ上、大接近します。月に次いで明るく、都会の空でもよく輝いて見える金星と木星なので、今月からその動きを追いかけていくのも面白いでしょう。地球が宇宙の中心だと思っていた中世までの人々にとって、不思議でならなかった惑星たちの動きが感じられるでしょう。ぜひ、実際に体感してみてください。観察のコツは、1週間おきくらいに同じ時刻に眺めることです。街中でも明るいこの惑星たちは、暗い海上ではひときわ明るく、美しく感じられます。まずは今夜、晴れていれば見上げてみてください。
北東の空

- この星空が見える時間
- 4月初旬
21時半頃 - 4月中旬
20時半頃 - 4月下旬
19時半頃
日が暮れると北東の空には、北斗七星がよく見えるようになります。「斗」が柄杓を意味する漢字で、北斗七星とは、北の空に見える七つの星でできた柄杓形の星、ということになります。この名前は中国から日本に伝わったものですが、日本にも「ひしゃく星」というよび方が伝わります。北斗七星からは、真北の空で動かず、方角を教えてくれる北極星を見つけることができます。北斗七星は北極星を中心として反時計回りに動きますが、春の夜空では一晩中そのようすがよく見えます。夜空の、つまり天の中心として動かない北極星は、北辰とも呼ばれ、妙見菩薩の化現として古くから信仰されてきましたが、北極星を回る北斗七星もいつの間にか一緒にされ、北斗七星が妙見菩薩として拝まれるようにもなっています。北極星の上方で北斗七星が輝く春の北の空は、妙見寺院のご本尊と重なるような星空となっているのです。
北斗七星の柄杓の持ち手の曲線を延ばしていくと、春の明るい1等星・麦星(アークトゥルス)、スピカが輝き、春の大曲線が見えてきます。またこの二星の上方には、いち早く昇ったしし座の尻尾の星・デネボラも輝き、春の大三角も見えてきます。冬の星々と入れ替わり、これからの季節は、これらの星々が夜空の主役となっていきます。
マジックアワーと宵の明星・金星

4月に入ると、日没時の金星の高度がだいぶ高くなり、見えやすくなってきます。星は、日没から30分くらすると1等星から順に見えてきますが、宵の明星とも言われる金星は、1等星よりはるかに明るいので、日没から15分くらいすると見えはじめます。まだほの明るい夕焼け空に輝きはじめる金星が、徐々に下りてくる夜のとばりの中で輝きを増していくようすは、空の変化が美しい日没直後のマジックアワーを、もう一段楽しい時間にしてくれます。19日には三日月も金星のそばに並び、さらに華やかな黄昏となります。
- 暗い中屋外で行動することになりますので、事故などには十分注意してください。特にお子様は、保護者の方と一緒に行動するようにしましょう。
- 明るい船内からデッキに出てすぐは、目が暗さに慣れていません。何分かデッキにいて目を慣らしてから、やっと星空や流星などの暗いものが見えるようになります。屋外に出て流星が見えないからといってすぐにあきらめてしまわずに、目が慣れるまでしばらく(15分ぐらい)待つことも必要です。
- 船は時速40キロ以上で走っています。意外に風が強く、船首で発生した海水のしぶきがかかることもありますので、風下での観測をお勧めいたします。
- 外部デッキの暴露部は波しぶきがかかったり、潮風で濡れていることが多く、大変滑りやすくなっていますのでスリッパやサンダル等すべり易い履物は着用しないで下さい。また、デッキは海面上20m以上あること、万が一夜間航海中に海中転落されますと発見が困難であることから、手すりに寄りかからないようお願い申し上げます。


