商船三井さんふらわあ 関西↔九州航路

運航状況

星空教室 2026年8月

さんふらわあの夜空

海の上で見る星空は、周りのビルや家々、近くの山々に邪魔されることがないのでとても広く、頭の上から水平線まで、そしてほぼ360°どの方角も見渡すことができます。陸上では広い砂漠や草原、高い山の上でしか見られないそんな星空を、さんふらわあの船上で、どうぞお楽しみ下さい。

※当イベントは開催日限定イベントです。イベント日程はこちらでご確認ください。

2026年の星空

2026年8月の夜空

南東の空

南東の空
この星空が見える時間
8月初旬21時半頃
8月中旬20時半頃
8月下旬19時半頃

8月の東の空では、日暮れとともに夏の夜空のシンボル「夏の大三角」が明るく輝きだします。最も高いところで輝く星がおりひめ星で、南寄りの低めの空で輝く星がひこ星です。旧暦に照らすと今年は、8月19日が文月七日、七夕にあたります。夏の大三角を描く三つ目の星は、天の川の中で輝いており、あまのがわ星という名前が日本には伝わります。あまのがわ星を頂点とする十文字星の縦のラインは、天の川と重なっており、その流れは南の低い空のさそり座へと向かいます。天の川を探すときには、この十文字星を頼りにするとよいでしょう。日本では釣針に見立てられて魚つり星という名前が伝わるさそり座ですが、七夕の夜はその西側で、七日の月、半月が輝きます。七夕伝説は中国からアジア各地に伝わっていますが、七日の月を河畔に係留された舟としたのは日本独自のもので、月をよく愛でる日本人ならではの見立てなのでしょう。七日の月があってこその七夕の星空なのです。ひこ星と魚つり星の間には、柄杓のような形の南斗六星が見つかります。北斗七星と対で中国から伝わった星座です。生を司るとされる南斗と死を司るとされる北斗が、真夏は同時によく見えます。どうぞ探してみてください。夜が更けて夏の大三角が頭上まで昇ると、東の空には「秋の四辺形」が昇ってきます。星空は季節とともに日々移ろっていきますが、夜が更けるとともに一夜のうちにも移ろっていくので、明け方には季節を先取って初冬の星空も楽しめます。暑い夏に冬の星空を眺めると、少し涼しい気分になるかもしれません。

北西の空

北西の空
この星空が見える時間
8月初旬21時半頃
8月中旬20時半頃
8月下旬19時半頃

早春からよく見えていた北斗七星が、北西の低い空に降りてきて、そろそろ見ごろが終わろうとしています。北極星は、常に真北の空で輝いて動かず方角を教えてくれますが、ポツンと光っているので、いきなり見つけるのは難しい星です。でも春から夏は北斗七星を頼りにすると簡単に見つけられ、北斗七星が見えにくくなるといかり星(カシオペヤ座)が頼りになります。今月はどちらからも見つけやすいので、ぜひ両方から見つけ出してみてください。日本人の先祖は、3万年ほど前に大陸から丸木舟で海を渡ってきたと考えられていますが、彼らは、星と、波の向きから自分たちが進んでいる方向を認識していたと考えられるそうです。星空は永遠に変わらないようでいて、千年単位で見ると星座の位置やその形も変化するので、そのころは北極星のような動かない便利な星はありませんでした。それでも海を渡るときは目印となる星とその動きを覚え、指針としていたのでしょう。星の運行を含め、現代の私たちのさまざまな知識は、その頃からの知恵の積み重ねなのだと思うと、なんだか太古の人々が近く、繋がって感じられます。みなさんも海の上で北極星を見上げて、太古の人々の航海を想像してみてはいかがでしょう。北斗七星からは、柄杓の持ち手を延ばしていくと、春のふたつの1等星、麦星、スピカへと繋がり、「春の大曲線」も見えてきます。

夕空にきらめく宵の明星・金星

今月も、日没後間もない西の空に、宵の明星・金星が明るく輝きます。夜空で月に次いで明るい金星は、星座を作る星々より早く、日没から15分もすると、まだ薄明るい空に見えはじめます。春から初夏にかけては冬の明るい1等星たちとともに西の空を賑わし、6月は木星、7月にはしし座の1等星レグルスと接近遭遇してきた金星は、8月末にはおとめ座の1等星スピカと超接近して輝きます。徐々に高度が下がって見えにくくなってきますが、下旬は19時頃には見え始めるでしょう。このきらめきは、どうぞ今月のうちにお楽しみ下さい。

デッキで星を見られるお客様へのお願い 星を見るには外に出ることになります。以下の注意事項をお守りいただき、星空を楽しんでいただきますようお願い申し上げます。

  • 暗い中屋外で行動することになりますので、事故などには十分注意してください。特にお子様は、保護者の方と一緒に行動するようにしましょう。
  • 明るい船内からデッキに出てすぐは、目が暗さに慣れていません。何分かデッキにいて目を慣らしてから、やっと星空や流星などの暗いものが見えるようになります。屋外に出て流星が見えないからといってすぐにあきらめてしまわずに、目が慣れるまでしばらく(15分ぐらい)待つことも必要です。
  • 船は時速40キロ以上で走っています。意外に風が強く、船首で発生した海水のしぶきがかかることもありますので、風下での観測をお勧めいたします。
  • 外部デッキの暴露部は波しぶきがかかったり、潮風で濡れていることが多く、大変滑りやすくなっていますのでスリッパやサンダル等すべり易い履物は着用しないで下さい。また、デッキは海面上20m以上あること、万が一夜間航海中に海中転落されますと発見が困難であることから、手すりに寄りかからないようお願い申し上げます。

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